【レポート】”TAKASAKA2!の朝活” #125|小池秀明氏
小池秀明さんをお迎えしました。
やっぱり、究極のギバーでした。
誰かのために、寝ずに動いてしまう方でした。
詳細はぜひ、齋藤卓さんの素敵なレポート(facebookからの転載)をご高覧ください。
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“TAKASAKA2!の朝活” #125|2024年11月11日(月)7:00-8:00
第125回のスピーカーは地域プロデューサーの小池秀明さんをお迎えし「できることをできるだけ」というテーマで自分でやってきたこと、感じていること、これからやっていきたい事についてお話いただきました。
高崎はもとよりGRFなどの大規模イベントの企画運営に携わった小池さんをご存じの方も多くいらっしゃると思います。
ブルドーザーのような行動力と羽毛布団のような温かさで寄り添ってくれる人、個人的にはそんなイメージを持っています。
祖父の病気、死をきっかけに長野から高崎に戻って来た当初、意外かもしれませんが世の中に対して冷めた人間で高崎という街には特に期待も何もなかったそうです。
そんな小池さんが地域や社会のことを考えるようになったきっかけは結婚、お嬢さんの誕生、そして同じ時期に友人が政治家になる決意をし、その応援を通して地域や社会への関心が高まってきたそうです。
折しも世の中はリーマンショックで盛り下がる街中。
ふと子どもたちが大きくなった時の街中を考えて、自分達が何もしなかったらいったいどんな街中になるのだろうと危機感を覚えたことも地域に関わるきっかけになったそうです。
地域で活躍している人たちに会いにいったり、大嫌いだったJCへの入会を通してそれまでの周りの人たちとの関係性も少しずつ変わり前向きな話をするようになってきて、とにかく思いつく事、誰かがやりたいという事を片っ端からやってみたそうです。
当時の強い想いとして人任せにしていた自分への後悔もあったが、周りに目をやると同世代の人は自分以上に諦めている人が多かった。
一歩引いて観たときに日々なにも変わらないからそう思うのか、自分達で変えられることは変えていこうと思い、自分を含めた若者が諦めている状態を何とかしたい。
街と自分が関係ないと思わないように何かアクションを起こしたことが街に響くようなことができないかと考えました。
・テイストオブたかさき
・COLOSSEUM
・熱血!高校生販売甲子園
・高崎田町屋台通り中山道恋文横丁
・街なか成人式
・キングオブパスタ
・GUNMA ROCK FESTIVAL
…and more.
その中でも大きなアクションは屋台村の企画・運営。
屋台村は民の力でどこまで出来るか市民の力で街中に交流拠点を作ろうと7人の有志が一人100万を持ち寄り組合を結成、当時は空き店舗が100軒という時期でどうせ無理だろうという周りの声がある中、JCの大先輩の後押しや、信金さんの出資1,000万円を含め3,500万の資金を元に屋台村をオープン。
活動6年間の中ピークで年間15万人の来客、39店舗の出店(内19店舗が独立)、民間によるまちおこしのモデル事業として視察対応に追われる日々でしたが沢山の出会いも生まれ屋台村は色々な人たちの拠り所になりました。
その中で街中からのオファーでまちなか成人式などさらに沢山のイベント運営に関わり、その活動は群馬県内だけでなく震災復興として福島県南相馬市での街づくりにも携わることになりました。
2014年の第15回JCフォーラムで「未来のために私が出来ること」を開催。
600人を超えるの市民の方に参加してもらい、沢山の繋がりを持つことができ自分が街づくりに関わってきて街が少しずつ変わってきていることを実感したそうです。
皆さん今ワクワクしているコト・トキはありますか?
街にワクワクしている人はいますか?
クロージングで小池さんからこんな問いかけがありました。
数年前は結構ワクワクしていた、大変だったけど本気でやりたい人たちがそれなりにいて大変な時は支え合う空気感があって…
今日のテーマは「できることをできるだけ」でしたが、最近はできることの範囲を自分で狭めているような気がするが、これは自分だけではなく皆さんもそうなのでは?
昔を懐かしむのは寂しいけどワクワクすることがいっぱいあった。
誰かが音頭をとっているわけではなく街のいたるところに色々な種があった。
自分の家族、仕事が上手くいくことは当然大事だけれどももう少しひとと関わること、関わりしろを作れないかな、伸ばせないかなと最近強く思うそうです。
自分はひとのやりたい事を応援することでしか頑張れない。
やりたい事、困ったことが見えてきたら声をかけてきて欲しい。
何もできないかもしれないけど、何かできるかもしれない。
願えば叶うかといったら願っても叶わないこともいっぱいある。
願って行動したら叶うか?
叶う可能性はあるけど、叶わないかもしれない。
ただ、誰にでもできることを誰もできないくらいやればいい。
それは量だったり、時間だったり。
やり続けることで夢は叶う。
これは小池さんが友人からもらった勇気になった言葉だそうです。
天台宗の開祖・最澄の言葉に『忘己利他(もうこりた)』という言葉があります。
忘己利他とは、自分を忘れて、他人のために尽くすこと。
他人のために尽くし、他人が喜び楽しむ姿を見ることが、ひいては自分の幸せに繋がるという考えです。
なんだかツラツラと書きましたが、忘己利他の心を持って活動する小池さんに会って、話を聞いて話をして欲しいと思いました。(小池さんは全く意識はしていないと思いますが…)
昨日よりもっとクリエイティブな朝に!
次回12月9日(月)の開催もお楽しみに!
告知
町田さんの弟さん、高橋海斗さんが高崎市美術館で写真展を開催いたします。
皆さま是非お出かけください!
会期:令和6(2024)年11月23日(土曜日・祝日)~12月26日(木曜日)
観覧料:一般:300円/大学・高校生:200円